川栄智章（せんげん台教会牧師）

メッセージ： イエス様はどんなお方−王なるお方

　いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
　イエス様が地上に来られる前の旧約時代に、神さまはご自身の民に、王たちを与えられました。

　王たちとは神様がお選びになった統治者のひな型に過ぎず、民に完全な王が必要であることを示していました。比較的良い王様であるダビデは、最も神様の御心にかなう人物であり、彼は神様の栄光のために治め、神の民を保護し、敵から守ろうとしました。このことにおいて、彼は神の完全な王のひな型でしたが、それでもダビデは時折、ひどい罪を犯しました。

　神様の御心よりも自分の欲しいものを優先したり、自分の欲望のために、民を危険にさらすような愚かなことや、罪深いことをしました。このことは、神の民を治める真の王が必要であることを示しています。

　エフェソ1章20節21節をお読みします。
　「神は、この力ある業をキリストの内に働かせ、キリストを死者の中から復活させ、天上においてご自分の右の座に着かせ、この世だけでなく来るべき世にある、すべての支配、権威、権力、権勢、また名を持つすべてのものの上に置かれました。」（聖書協会共同訳）

　ダビデの子として来られたイエス様は、剣によって治めることはしませんでしたが、御言葉と聖霊によって神の民を治めました。そして、十字架に付けられ復活し天に昇り、神の右に着座されました。

　この方こそ万物を統治される真の王であり、ご自身の民を完全に守り、保護してくださるお方なのです。