いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
一般的に、「契約」とは二人以上の当事者の意思表示の合致によって成立する法律行為です。言い換えるなら、当事者間において、ある特定の条件が満たされる時に、良いものを約束するという協定です。
神さまは、人間と契約を結んでくださいました。聖書は、人間の側の代表者として二人を挙げています。アダムとイエス・キリストです。アダムは、神さまの愛を疑い、契約を破り、人類全体に罪を招き入れ、これによって死と悲惨がもたらされました。しかし、イエス・キリストは、従順と正しい行いによって、彼に結ばれている多くの人が義とされ、命を得るようにしてくださいました。
ローマ書5章15節をお読みします。
「しかし、恵みの賜物は過ちの場合とは異なります。一人の過ちによって多くの人が死ぬことになったとすれば、なおさら、神の恵みと一人の人イエス・キリストの恵みによる賜物とは、多くの人に満ち溢れたのです。」(聖書協会共同訳)
こうして、イエス様にあって、受けるに値しない者たちが、恵みによって契約の賜物と祝福を受ける者とされたのです。これを「恵みの契約」と言います。この契約は、私たちの揺れ動く信仰と行いを根拠として締結されたのではなく、永遠に変わることのないイエス・キリストの真実によって締結され、堅固に打ち立てられました。
イエス様を信じるなら、誰でもこの恵みの契約に入れられるのです。