いかがお過ごしでしょうか。横浜教会牧師の千ヶア基です。
今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
あなたは、人生で失敗した経験を覚えていますか。口が滑って、言ってはいけないことを誰かに聞かれてしまった。期日までに仕事を終えることができなかった。私にも、数えきれないほどの失敗談があり、その度に悩み、落ち込んだのを覚えています。
昔、聖書の神様を信じている信仰者が、いつしか神様のことを思わなくなってしまった時のことです。その様子をご覧になった神様がどう思っておられるのか、それを言い表した言葉が、詩編78編39節にあります。「神は御心に留められた 人間は肉にすぎず 過ぎて再び帰らない風であることを。」
一見すると、人間は、吹いたら決して同じ場所に戻らない風のように、どんなに頑張っても神様の喜ぶ善いことができないと、諦めているようにも聞こえます。でも、そうではありません。人間には限界がある。失敗もある。自分で思っているように生きられない弱さもある。神様は、そのことをわかっている。だからこそ、「それでもわたしは愛している」と約束して、あなたに寄り添うのです。
あなたを大切に想う神様の気持ちは、いつまでも変わりません。それは必ず、あなたの心の支えになるはずです。