ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
アーウィン・ラッツァーというアメリカの牧師が、『失敗は成功へのステップ』という書物で書いていることです。
牧師として成功しようと、あまりにも忙しい生活をしていたので、あらためて原点に帰ることにしたそうです。毎朝時間をとって、聖書をじっくり読み、考え、祈る習慣を続けました。そうやって、神様との交わりを深めていくにつれ、色々な変化が出てきたそうです。たとえば、彼は書いています。「『成功者』としての評判をほとんど気にかけなくなっている自分を発見したことです。友人の称賛よりも神の称賛の方が重要になりました。」
私も牧師なので分かりますが、やはり、教会が成長して大きくなることや、どれだけの人に洗礼を授けることができたか、など、「表面的に見ての成功」ということが気になってしまうことがあります。しかし、神様との交わりを深め、神様と共に歩むことができるようになると、人の評判からも解放されていくのです。
私たちの心の思いや願いをもくんでくださり、また、欠けや弱さも分かってくださった上で、神様がよいように評価してくださいます。そうなったとき、人の評判を気にせず、のびのびと、自分らしく働くことができるようになります。何も牧師だけのことではありません。何事においても、つい人の評判・評価を気にしてしまうことがあります。神様と共に歩むとき、そこからも解放され、のびのびと、自分らしく、自由になれるのです。