おはようございます。田無教会牧師の伊藤築志です。
先日、休暇で長崎と熊本県の天草を訪れ、潜伏キリシタン関連の史跡や資料館を巡りました。弾圧によって御言葉の説き明かしを聞くことができない中、独自のスタイルを生み出して信仰を守り続けた潜伏キリシタンたち。彼らの信仰に思いをはせる旅となりました。
さて、潜伏キリシタンの多くは、禁教が解かれると、250年以上守り続けた独自のスタイルを捨てて、教会に復帰したのだそうです。彼らが教会に復帰して、先祖代々守り続けた独自のスタイルを捨てたのは、伝統あるスタイルを守り抜くことよりも、教会で御言葉を聞くことの方が大切だからではないかな、と思います。
「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。」(2テモテ3:16)と聖書にあります。信仰生活を健やかに送るためには、聖書の御言葉と、その正しい説き明かしを聞くことが、欠かせないのです。
キリスト教会は、聖書の御言葉から神様の御心を正しく知るための研究を行うところでもあります。聖書の御言葉とその説き明かしを聞くのに、教会ほどふさわしい場はありません。ですからあなたもぜひ、健やかな信仰生活のために、教会に足をお運びください。あるいは、教会に連絡を取ってみてください。教会で、イエス様が待っておられます。