伊藤築志（田無教会牧師）

メッセージ： 教会はキリストの花嫁

　おはようございます。田無教会牧師の伊藤築志です。
　イエス・キリストと固く結び合わされているキリスト教会は、聖書において、「キリストの婚約者」にたとえられています。「あなたがたに対して、神が抱いておられる熱い思いをわたしも抱いています。なぜなら、わたしはあなたがたを純潔な処女として一人の夫と婚約させた、つまりキリストに献げたからです。」（2コリ11:2）と聖書にあります。

　婚約中の二人は、それぞれの家で貞操を守りながら、二人が一体となり一つの家庭となる結婚式を心待ちにします。キリストに愛された婚約者である教会は、他の神々に浮気することなく、純潔なままで、イエス様との結婚式を心待ちにする共同体です。

　聖書には、イエス様が天から再び地上に来られる終末の情景を、教会とイエス様の結婚式として表現する箇所もあります（黙示録21:2参照）。イエス様がいつ地上に来られるのかは分かりませんが、その日を首を長くして待ち続けるのが、教会の営みなのです。

　そして聖書によれば、教会は、キリストの婚約者であると同時に、既に「キリストの花嫁」でもある、という側面を持っています（エレミヤ2:2参照）。花嫁と花婿の関係は、誰にも引き離すことが許されない一体の関係です。キリストの花嫁である教会とそこに集う人も、イエス様と固く結び合わされています。イエス様を信じる人は、愛し合うイエス様と引き離されることがありません。