おはようございます。田無教会牧師の伊藤築志です。
互いに神様への礼拝から離れないようにと励まし合うキリスト教会は、聖書において、「神の家族」にもたとえられます。「あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族」(エフェソ2:19)である、と聖書にあります。
「外国人でも寄留者でもなく」というのは、今すでに教会に集められている人たちも、「かつては」教会の外にいて、教会という「神様の御支配・神の王国」にとっての、「外国人やお客さん」であったが、「今は」既にそうではない、ということを表しています。
「今は既にそうではない」というのは、神の王国の国籍を得て、神の国の国民となったということですし、それ以上に「神の家族」にさえなっている、ということでもあります。ですから、教会という「神の家族」は、元々は他人だった人たちが、神様の養子とされ、互いにきょうだいになった人たちの共同体だ、と言うことができるのです。
「神の家族」の中で、神様は、父親の立場でおられます。父なる神様の実の子であられるイエス様は、神の子どもたちが祈りをささげる時には、神様に対して、「お父ちゃん・パパ」と親しく呼びかけるんだよ、と教えてくださいました。
神様は、実の子も養子も、分け隔てなく愛してくださいます。あなたも教会で、神様の愛に満たされた「神の家族」として生きることができます。