おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
旧約聖書の最初の書物「創世記」には、神の天地創造物語が書かれていますが、そこには、神様が天と地とそこにあるすべてのものを造られた後、「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」(創世記1:31)と書かれています。
あなたは、美しい自然や可愛い動物を見る時に、その素晴らしさに感動を覚えることがあるでしょうか。私は先日、長野の上高地という場所を訪れたのですが、そこの美しい自然の姿に圧倒されました。また、私は一匹の可愛い猫を飼っているのですが、猫ちゃんの姿かたち、一つ一つの仕草を見る度に、その素晴らしさに、クリエイターである神様の凄さを感じています。
聖書は、その美しい自然や可愛い動物が神の良き作品として造られたように、私たち人間もまた、神によって造られた良き作品、かけがえのない価値ある存在であることを教えています。私たちは、とても自分のことを「良い」とは思えないことがあるかもしれませんが、私たちのクリエイターである神様は、そのような私たちを見て、「見よ、極めて良かった」と言ってくださるのです。
創造の神を信じるとは、この世界が偶然に生まれたのではなく、神のご意志のもとで、良き作品として造られたことを信じることです。またそれは同じように、この「私」という存在も、偶然に生まれたのではなく、神のご意志のもとで、良き作品として造られたことを信じることなのです。