おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
スポーツを観ていると、小休止を入れることによって、それまでの悪かった流れがガラッと変わることがあります。テレビや試合でも、そういうシーンを見ます。バレーやバスケットでタイムアウトを監督が取るのも、そういう狙いが一つあるのでは、と思います。
福音書という聖書ジャンルから読んでいますと、イエス様のひと言によって、それまでの悩みや苦しみ、痛みを抱えていた人々が、次々に癒されていくお話を目にします。そんな福音書を読んでいますと、イエス様の救いたい、癒したいという眼差しにも目が留まります。イエス様は、苦しい人、悩める人、心や体に痛みを抱えている人々をいつでも気にかけておられる、この目線です。
そして、その人に実際に近づき、癒される方です。時には一緒になって、抱えたその痛みを共有してくださる方です。もしかしたら、苦しい時、辛い時というのは、イエス様にお会いできるチャンスかもしれません。
イエス様の眼差しは、苦しく痛みを抱えたあなたにも注がれています。あなたの言葉にもならない呻きのような感情さえも心に留められる方、それがイエス様です。今日も、そんなイエス様があなたと共におられる一日が始まりますように、と願っています。