いかがお過ごしですか。川越教会牧師、木村恭子です。
昨日の話、ルカによる福音書12章の言葉をもう少し注意して読んでみましょう。
ルカ12の24「烏のことを考えてみなさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、納屋も倉も持たない。だが、神は烏を養ってくださる。」
ルカ12の28「今日は野にあって、明日は炉に投げ込まれる草でさえ、神はこのように装ってくださる。」
「神は、烏を養ってくださる」、「神は、野の花を装ってくださる」、しかし、人に対しては、ルカ12の30「あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである。」人に対して、「神は」ではなく、「あなたがたの父は」と言われます。烏の一生も野の花の一生も、神は、「創造主」として心にかけていてくださいます。しかし、人に対しては、単に「神として」ではなく、「あなたがたの父として」配慮してくださる。明らかに、配慮の仕方が違うのです。
神は、イエス・キリストを信じ、従う者、キリストに結ばれて「神の子」とされた人を、わが子のように愛し、その歩みを配慮してくださるのです。そして、あなたはもう「思い悩む必要はないのだよ!」といわれるのです。新しい年、神の子として、神の配慮の中で、安心して歩みを進めていきましょう。