あさのことば 2024年1月10日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村恭子(川越教会牧師)

木村恭子(川越教会牧師)

メッセージ: 思い悩む必要はない



 いかがお過ごしですか。川越教会牧師、木村恭子です。
 イエスは、弟子たちに、烏や野の花を例に出して、あなたはそれ以上の価値があると教えてくださいました。

 「烏のことを考えてみなさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、納屋も倉も持たない。だが、神は烏を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりもどれほど価値があることか。」ルカ12の24。「今日は野にあって、明日は炉に投げ込まれる草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことである。」ルカ12の28。神は、烏を養い、野の花を装わせ、そうしてそれぞれの生を全うさせてくださいます。

 では、人に対してはどうでしょうか。「あなたがたも、何を食べようか、何を飲もうかと考えてはならない。また、思い悩むな。…あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである。」ルカ12の29から30。神は、わたしたちに対しても、その必要をご存知で、配慮してくださる。だから、「あなたは思い悩む必要はない!」と。

 「思い悩む」とは、ただ考えるということではありません。ひとつのことを何度も何度も、繰り返し考え続けて、悩むことです。そしてこれは、性格の問題ではなく、信仰の問題なのです。ですからイエスは、思い悩む者に対して、「信仰の薄い者たちよ」(ルカ12:28)と言われる。神がわたしの人生を配慮してくださることを信じ、依り頼むことが、信じて従うことです。

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