いかがお過ごしですか。川越教会牧師、木村恭子です。
あなたは、新しい年をどんな気持ちで迎えましたか。あるいはどんな年になりそうですか。既に決まっていることや、計画があるかもしれませんね。新しい年が、あなたにとって幸いな一年になりますように。
そこで、イエスが語られた「愚かな金持ちのたとえ」(ルカ12:13-21参照)を紹介します。要約するとこんな話です。ある年、金持ちの畑が豊作で、倉に入りきれないほどたくさんの作物が実りました。そこで、この人は、大きな倉を建てて保存することにしました。そして考えました。「この先、何不自由なく、贅沢に生きていくことができる!」と。しかしその夜、神は、「今夜、お前の命は取り上げられる」(ルカ12:20)と言われたのです。
このたとえ話からわかることは、人生のイニシアティブは、神が握っておられるということです。では、どうすれば今年、あるいはこの先の人生を、幸いに過ごすことができるでしょうか。イエスはこう教えます。「ただ、神の国を求めなさい。そうすれば、これらのものは加えて与えられる。」ルカ12章31節。
「神の国を求めなさい」は、「イエスを主と信じなさい」と同じこと。目先の安心や希望だけに心を向けるのでなく、神との関係を整えることが大切です。イエスを信じ、従う歩みの中で、あなたの人生は整えられるのだよ、とイエスは教えているのです。