おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
「食欲の秋」とはよく言ったもので、暑い夏には食が進まない日があっても、涼しい気候になると途端にお腹が空いてきます。
主イエス・キリストも、食べることを大切にされたようでした。しかし、イエス・キリストに敵対する人たちは、その様子を見て、「見ろ、大食漢で大酒飲みだ」(マタイ11:19)と揶揄しました。けれどもキリストは、食事を共にしながら、招かれた人たちと交わることも大切にしました。
ところで、食べることは食文化と深く結びついているために、何かと制限がつきものでした。今でも、「牛」や「豚」を食べない主義の人たちがいます。ユダヤ教を母体とするキリスト教も、この食の問題に直面しました。しかし、初代キリスト教会の人たちは、こう考えて、この問題を解決しました。
きょうの聖書の言葉「しかし、この食物は、信仰を持ち、真理を認識した人たちが感謝して食べるようにと、神がお造りになったものです。というのは、神がお造りになったものはすべて良いものであり、感謝して受けるならば、何一つ捨てるものはないからです。」テモテへの手紙一 4章3節4節