風間義信(仙台教会牧師）

メッセージ： 約束の実現

　おはようございます。仙台教会の風間義信です。
　キリスト教会のカレンダーによりますと、明日の日曜日、5月19日は「ペンテコステ」となっています。聞きなれない言葉かもしれませんが、これは、新約聖書の書かれたギリシャ語で「50」をあらわすものです。この日は、クリスマス、イースターのように有名なものではないかもしれませんが、とても重要な時です。

　そもそも50日前、7週間前の日曜日は、イエス・キリストの復活を祝う「イースター」でした。キリストは、十字架につけられた後、三日目に復活されました。そして弟子たちに対して、新約聖書のマタイによる福音書の最後にありますように、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28:20）と言われました。

　ところが、それからまもなく、その弟子たちの前から天に帰られてしまいました。もうその姿は見えません。いつも共におられると約束してくださったのに、それはどうなってしまったのでしょうか。でもイエス様は、そのような不安な弟子たちの思いをよくご存知でした。

　もちろん、忘れてしまったのではありません。その約束を、別の助け主、「真理の霊」と呼ばれる聖霊なる神様(ヨハネ14:16-17参照）として共におられることによって、果たしてくださいました。それが実現したのが、ペンテコステ、聖霊が降られた日です。この聖霊なる神様は、約束どおり、私たちがどこにいても共にいてくださる方です。そして、神の御言葉と共に働いて、私たちを慰め、支え、真理を示してくださいます。

　その約束をあなたが信じることが出来るよう、聖霊なる神様は、今日もあなたとも共にいてくださいます。