ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今週はもうすぐクリスマスということで、ちょっといつもと趣向を変えて、クリスマスの讃美歌にまつわるお話をしていますが、今日はクリスマスを待ち望むアドベントの時に歌います、讃美歌94番「久しく待ちにし」(日本基督教団出版局発行 訳詞:由木康)をご紹介します。
これはひと言で言いますと、「救い主よ、早く来てください」と、切実に願う祈りの歌です。「久しく待ちにし 主よ、とく来たりて、み民のなわめを 解き放ちたまえ。主よ主よ、み民を 救わせたまえや。」(1節)っていう…。「久しく待ちにし」っていうのは、もう長い間長い間待ち望んできました、っていうことです。「主よ、とく来たりて」、「とく」っていうね、「早く早く」って、早く来てくださいっていう祈りです。
聖書の一番最後の黙示録の22章20節にも同じ祈りがあります。「アーメン、主イエスよ、来てください。」っていう、これが、ほんとに聖書の最後の最後にある祈りです。だからクリスチャンっていうのは、かつてクリスマスの時にこの地上に生まれてきてくださったイエス様が、再び、もう一度来てくださって、早く来てくださって、この罪の世界をどうか早く終わらせてください、すべての涙をぬぐってくださいって、信じて、祈るものです。来てください、早く来てくださいって、信仰者たちは、ずっと祈ってきた、それがクリスチャンです。
私は、だからこの歌をはじめて聞いた時から、なぜか胸いっぱいになってしまって、まだイエス様のこともよく知らないのに、一緒になって祈ってました。「イエス様、早く来てください。この世界を悲しみから救ってください。」って。皆さんも一緒に祈りませんか。