坂井孝宏（湘南恩寵教会牧師）

メッセージ： クリスマスには讃美歌を

　ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。今週はよろしくお願いいたします。
　いつも私の担当の時は、「詩編の祈りに心を合わせて」というシリーズでお送りしているんですが、今週はもうすぐクリスマスということで、ちょっといつもと趣向を変えまして、クリスマスの讃美歌にまつわる思い出をお話したいなぁと思いました。

　クリスマスっていうのは、クリスチャンじゃない人にとってもうれしいものですよね。みんなでパーティーしたり、プレゼントをね、贈りあったりして。私も二十歳になるまでは、教会に足を踏み入れたことのない人間でしたから、クリスマスにはそうやって、家族や友だちと楽しく過ごしておりました。で、まぁいつか素敵な彼女ができたら、彼女と一緒にロマンチックにクリスマスの夜を過ごしたいなぁなんてね、ふつうの若者と同じことを思っていたわけです。

　で、ついにそんな私にも、恋人ができたわけですよ。ねぇ、いやぁあのほんと、ありがとうございます。うれしかったですね。ただ彼女は、教会に通うクリスチャンでした。彼女とはじめて過ごすクリスマスっていう、それは、私が今までまったく知らなかった、教会で過ごすクリスマスの夜になりました。そして、私が今まで知らなかった、たくさんの讃美歌を歌いました。有名な「きよしこの夜」くらいは知っていましたけど、知らない歌ばっかりです。でも、そのどれもが美しくて、私は本当に感動して、ああ、これが、本当のクリスマスなんだと思いました。

　クリスマスは、生まれて来てくださった救い主、イエス・キリストの到来を感謝し、みんなで喜び歌う時です。皆さんにも、本当のクリスマスを味わってほしいなぁと心から願っています。