おはようございます。横浜中央教会牧師の大宮季三です。
今年は、「闇バイト」という言葉が話題になりました。「バイト」として気軽に始めてしまったものが、犯罪と関わっており、その背景には、反社会的な勢力との繋がりが指摘されました。反社会的勢力が、身近なところで私たちの生活に脅威を与えています。
ところで、聖書の中で、今でいう反社会的な仕事のようにみなされていたのが、「徴税人」という仕事でした。人々からは嫌われ、「罪人」の代表的な存在とみなされていました。「関わってはいけない」人でした。その徴税人の頭である「ザアカイ」という人のもとに、イエス様は来られました。
イエス様は、ザアカイを見つめられました。しかしその眼差しは、「関わろうとする」眼差しでした。罪をジャッジして裁くのではなく、「今日、あなたのところに泊まりたい!」、「あなたのところに居たい!」、「あなたと共にいたい!」とおっしゃいました。(ルカ19:1-5参照)
イエス様は、私たちにも同じ眼差しを向けておられます。私たちは誰もが、他の人には見られたくない部分を抱えています。しかし、他の人からどう思われているか、そんなことは、イエス様には関係ありません。むしろ、すべてを知った上で、あなたを見つめて、「あなたのところに居たい!」、「あなたと共にいたい!」、そうおっしゃってくださるイエス様の眼差しが、あなたにも注がれています。
あなたを非難し、批判する眼差しよりも、今日、このイエス様の眼差しに、あなたの目線が向くようにお祈りしています。