おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。筑波みことば教会の朴徹です。
新約聖書ヨハネによる福音書の20章では、十字架の上で処刑されたイエス様の、その後の復活にまつわるエピソードが記されています。その記録によると、マグダラのマリアという女性が、復活されたイエス様に最初に出会い、また、「わたしは主を見ました」(ヨハネ20:18)と、復活されたイエス様を最初に人々に証言した人物として記されています。
このマグダラのマリアは、イエス様が十字架の上で処刑される前から従っていた人たちのひとりでしたが、なにか素晴らしい活躍をしたわけでもなければ、優れた才能のある人でもありませんでした。ただ、イエス様に出会い、イエス様から悪霊を追い出していただいた、という人でした。大変な苦しみにあっていたときに、イエス様に助けていただいた。聖書には、ただそれだけが記されています。このマリアが、復活のイエス様に最初に出会い、また、復活されたイエス様を最初に証言した人とされたのです。
このエピソードから、私たちは何がわかるでしょうか。それは、イエス様に用いられる人とは、その人が過去にどれだけ素晴らしいことをしたのか、あるいは、どれだけ能力があるのか、そういうことが問題ではない、ということがわかります。イエス様による救いは自分に与えられたことである、ということを本当のこととして受け止めて喜ぶ、それだけでイエス様は、その人を認め、ご自身の働きのために用いてくださるのです。
そして、自分に出会ってくださったイエス様に感謝し、自分も人々に向かって、「わたしは主イエスを見ました」と、その喜びを伝えていくのが、クリスチャンなのです。