いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
「クリスマスキャロル」という小説をご存じでしょうか。
孤独でけちな会社の経営者であるスクルージは、クリスマスイブの日が一番嫌いでした。慈善団体が、寄付を募ってやってくるからです。クリスマスイブの夜、仕事を終えて家に帰り、眠りにつくと、スクルージの過去と現在と未来を司る3人の精霊が、スクルージのもとに訪れ、幻を見せてくれました。
スクルージは、自分がなぜお金に執着するようになったのか、心の蓋を閉めていたその悲しい過去について、思い起こされました。また現在、スクルージの会社の誠実な雇人クラチットを通して、世の中、お金が全てではないということを教えられました。そしてもし、このまま行けば、未来多くの人々を不幸にし、自分も悲惨な死を遂げることを示されました。大変な衝撃を受けました。
目が覚めると、これまでの自分の生き方が間違っていたことに気づかされたスクルージは、心から悔い改め、人生をやり直そうと一大決心をします。カレンダーを見て、12月25日であることを確認し、急いで雇人クラチットの家にごちそうを贈り、寄付を募る慈善団体に多額の寄付をしました。
クリスマスとは、私たちの罪を赦してくださる救い主イエス・キリストがお生まれになった日です。神様は、クリスマスという喜ばしい日を通して、私たちに人生をやり直す機会を与えてくださるお方なのです。