ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
この挨拶の言葉は、この番組がインターネットでいつも聞けるようになったときに、それまでの「おはようございます」という言葉から、こちらの挨拶に変えました。
しかし私は、子どもの頃から、「お元気ですか」というような言葉を聞くのが好きではありませんでした。なぜなら、私はこの言葉を聞くと、「元気でないとダメなんだ…」という否定的なメッセージを拾ってしまうからです。相手は、心から私のことを心配して、「体の具合はどう?」と尋ねてくれているのに、私はその言葉を聞くと、「元気でないとダメ?」と自分が責められているように思えてならなかったのです。
よく考えて見ると私は、子どもの頃から両親に、「お前は体が弱い」と言われていました。そして、その言葉を聞くたびに、「人間は健康でなければダメなんだ」という誤った価値観を植え付けられていったのです。だから私は、子どもの頃から自分の体のことを気にし過ぎて、それが原因でかえって心や体を病んでしまう、悪循環な生活を送ってきたのです。
私たちの救い主イエスは、私たちが病気であっても、また健康であっても、無条件で私たちを受け入れて下さる方です。そして私は、この主イエスを知ったときから、「元気でなくても大丈夫」と、自分のありのままを受け入れることができるようになったのです。
聖書の言葉「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」マタイによる福音書11章28節です。