おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
クリスチャンになって信仰を持ったら、その信仰をもっと強くしていきたいと思うようになります。日曜日には礼拝に行き、毎日聖書やキリスト教の本を読んで勉強し、たくさんのことを知れば知るほど、信仰は確かにされ、強められていきます。
それはとてもすばらしいことですが、クリスチャンとしての成長には、さらに大切なことがあります。それは、「愛する」ということです。神を知るということは、神を愛するということであり、その愛で、人と愛し合うということです。聖書は、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」(1コリント13:13)と教えています。とても有名な言葉で、私も好きな聖句です。
また、同じ箇所には、「山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。」(1コリント13:2)とも書かれています。どれだけ聖書の知識があり、強い信仰を持っていたとしても、神を愛し、人を愛するということがないならば、意味がないのです。
もちろん、信仰は大切です。しかし、強い信仰で山を動かす必要はありません。もし何かを動かすというのであれば、人の心を動かすべきです。そしてそれは、愛にしかできないことです。だれかを神の愛で愛してあげるとき、その人の心は神へと動かされます。そのような愛に生きるようになることが、クリスチャンとしての成長なのです。