長田詠喜（新所沢教会牧師）

メッセージ： 湧き出る言葉

　おはようございます。ご機嫌いかがでしょうか。新所沢教会の牧師、長田です。
　今週は、教会の礼拝で行う説教ということについて知っていただこうと、聖書の言葉によってお話をしてまいりました。

　日曜日礼拝に行くと、私たちはそこで、聖書の説教を聞きます。私たちはそこで、罪を明らかにされ、同時に、その罪を赦されます。しかし当然のことですが、礼拝は終わり、私たちは、教会からそれぞれの家に帰ります。教会では説教を聞いて心踊り、喜んでいたけれど、家に帰ったらまた元の通り、代わり映えのしない日常生活に戻ってしまうというのでは、何も楽しくありません。

　説教の神の言葉は、私たちの中で力となり、私たちをこの世界へと送り出します。そして私たちの中で、その力があふれ続け、私たちの周りにも働きます。神様が私たちに実現してくださった、赦しと平和と命が、今度は私たちの中から溢れ出て、私たちの周りを潤すのです。

　日曜日にこのいのちの言葉を注がれた私たちは、月曜日から一週間、今度は、自分たちがいのちの言葉の泉となるのです。こんな素晴らしいこと、嬉しいことはありません。

　聖書を読みます。「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」（ヨハネ4:14）