おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストは、天の父なる神についてお語りになるときに、一度ならず、このお方はわたしたちの必要をご存じのお方である、とおっしゃいます。
聖書の神を知る者にとっては、それは当たり前の知識かもしれません。しかし、それが単なる知識に終わらないで、そう信じて生きるとなると、簡単なことではありません。自分に余裕がなくなるときに、神はわたしの必要をご存じではないのではないかと、ついそんな思いが脳裏をかすめます。不安が心を支配し、祈りも切羽詰まったものになりがちです。
そうであるからこそ、思い出させるように、イエス・キリストは、天の父はわたしたちの必要をご存じだ、と繰り返しおっしゃいます。「だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。…あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。」(マタイ6:31-32)そうであるからこそ、生活に必要なものと神との優先順位を間違わないようにと、キリストは教えておられます。
きょうのみ言葉「あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」マタイによる福音書6章32節33節