あさのことば 2023年7月17日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

メッセージ: 神を信じる者と国家



 ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
 私たちは、たくさんの種類の税金を納めています。しかし、その使用目的については、その一部を知ることしかできません。さらには、税金の使用目的が不明確であるならば、不信感もつのります。少しでも納得して税金を納めることができるように、政治家の皆様には説明を求めたいのです。

 新約聖書が書かれた時代、当時のユダヤは、ローマ帝国の支配下にありました。だから人々は、皇帝に税金を納めることになっていたのです。一方で、神を信じる人々は、神への感謝の献金もしていました。「どちらが重要ですか?」と質問されたキリストは、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」(ルカ20:25)と言われました。

 神は、私たち人間をはじめとする世のすべてのものを創造されました。そして、政治家を立てて国家を支配し、私たち一人ひとりを守っておられます。そう考えるならば、国家に納めるべき税金は国家に、神への感謝は神への献金として納めなさい、ということになるでしょう。

 国家も、神を信じる私たちも、神が支配しておられることを信じるならば、私たちは、政治家のために神に祈ることができるのです。全能の神の力を信じて祈るとき、私たちの心には、不信感ではなく、神の平安が与えられるのです。

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