おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
今日も、聖書の言葉に聞きたいと思います。
旧約聖書の出エジプト記において、イスラエルの民は、奴隷の家エジプトの国から神様に導き出され、約束の地を目指して、荒れ野を旅していましたが、そこには食料や水がなく、神様は、日ごとに天からのパンである「マナ」を降らせ、人々の命を養われました。
後に、神の御子イエス・キリストは、そのマナの出来事に触れて、次のように言われました。「わたしは命のパンである。あなたたちの先祖は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。しかし、これは、天から降って来たパンであり、これを食べる者は死なない。わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。」(ヨハネ6:48-51)
イエス様は、ご自身が「天から降って来た生きたパン」であり、それを食べる者は「永遠に生きる」とおっしゃいます。つまり、イスラエルの民が養われたマナが朽ちる食べ物にすぎなかったのに対し、ご自身は、「これを食べる物は死なない」朽ちることのない永遠の命のパンであることを語っておられるのです。
地上の食べ物は、私たちの肉体を作り上げますが、それはやがて朽ちていってしまいます。誰にでも平等に死はやってきて、それを克服することはできません。しかし、私たちが、天から降って来た命のパン、イエス・キリストを頂くならば、私たちの命は永遠に生きることを、御言葉は約束しているのです。