おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
牧師をしていますと、真剣に悩みを打ち明けられることがあります。その中でも私の場合、家族の悩みがこれまで多かったでしょうか。息子さんについての悩み、或いは逆に、子が両親について悩んでいるなど、これまで色々なケースがありました。そしてこれらに対して、特に何か気の利いたお返事などは出来ていなかったように思います。しかし、こう言った悩みを頂くたびに、真剣に悩みを打ち明けられる存在である神が、この方たちにおられたら、と思うのです。
聖書は教えています。「今のこの世には苦難がある。しかし私イエスが付いているから勇気を出しなさい」(ヨハネ16:33参照)と。また、「求めなさい。そうすれば、与えられる…たたきなさい。そうすれば開かれる。」(マタイ7:7)とも、イエス様は教えておられます。
人は、なかなか一人では生きてはいけません。この世で生きていれば、誰でも苦難はあります。そんな悩みに苦しめられている時に、そばに誰かがいて、支えてもらえる人は幸いです。しかしそれ以上に、何か悩みのある時に、神に真剣に打ち明ける人、つまり、神があなたのいつもそばにいてくださると信じて生きている人は、幸いです。苦難の中にあっても、幸いに生きる術が、ここにあります。