酒井啓介（坂戸教会牧師）

メッセージ： 聖書と科学

　おはようございます。坂戸教会の酒井啓介です。
　聖書と科学の関係は、どうなっているのでしょうか。聖書の中の箴言という書に、その関係が記されています。

　「知恵を授けるのは主。主の口は知識と英知を与える。」箴言2章6節。知恵や知識は神様から来る、というのです。ですから、その目的は、人を悪い道から守り、神様に対して正しく歩ませ、幸いに導くためであると言われています（箴言2:7、9、12、20参照）。

　しかし、日本や様々な国では、一般的に科学を用いて、物事を細かく分析して、その構造的な知識を得ようとすることが多いです。また、その科学は、多くの場合、神様の存在を無視した無神論の知識や知恵を論じます。このような知識や知恵を罪人が用いてしまうと、その目的はやがて、自己中心的な欲を満たす方向へ傾きかねません。

　知恵や知識を神様が与え、その内容の細かい構造を科学が明らかにし、そして、科学を神様が与えた目的に仕える仕方で機能させることが、神さまの望まれることです。あなたも、自分の持つ知恵や知識を、本当の目的である神様のためにまっすぐ用いてみませんか。神様は、喜んで祝福してくださるでしょう。