ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今週は、「詩編の祈りに心を合わせて」のシリーズで、今日は、詩編の70編です。
この詩編はとても短いんですが、でも大変印象深い祈りの言葉です。その始まりはこうなってます。「神よ、速やかにわたしを救い出し 主よ、わたしを助けてください。」(詩編70:2)「速やかにわたしを救い出してください」って願ってます。これは、「急いでください」っていう言葉なんですね。神様、急いでくださいって、早くしてくださいって。何なさってるんですか、って急かしてるんですね、神様のこと。こんな祈りもあるんです、あっていいんです。最後の締めくくりもこんな感じです。「神よ、わたしは貧しく、身を屈めています。速やかにわたしを訪れてください。あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場。主よ、遅れないでください」(詩編70:6)って。
いかがですかね、皆さんはどういうふうにお感じになられるか。神様は時に、私たちを待たされます。信仰とは待つことだとも言われますけれど、神が用意しておられるタイミングが到達するその時まで、神を信じて、希望をもって待ち続けるということを、聖書は教えています。
だけど、ただ黙って忍耐しろとは教えられていません。焦る心のままに、「急いでください」って祈ったらいいんです。急ぐ思いをそのまま神様にぶつけるんです。そこから救いは始まります。神は、その私たちの必死の思いを、ちゃんと受け止めていてくださいます。だから共に祈りましょう。神よ、急いでください。わたしたち一人一人の、そしてこの時代のすべての苦悩に早く助けを与えてください。