ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
私の担当の時は、「詩編の祈りに心を合わせて」というシリーズで、今日は、詩編68編です。
とても長くてスケールの大きい詩編なんですけれども、今日はその冒頭だけを紹介します。こういうふうに始まっています。「神は立ち上がり、敵を散らされる。神を憎む者は御前から逃げ去る。煙は必ず吹き払われ、蝋は火の前に溶ける。神に逆らう者は必ず御前に滅び去る。神に従う人は誇らかに喜び祝い 御前に喜び祝って楽しむ。」(詩編68:2-4)と。
いかがですかね、皆さんはどういうふうにお感じになられるでしょうか。神は立ち上がられるんだって最初に言われてます。立ち上がり、敵を散らされるんだ。神が立ち上がられるその時までは、神に逆らう悪しき者たちが我が物顔でのさばっているような、そんな、暗い時代っていうのもあります。今もそうかもしれません。戦争っていう暴力があります。独裁者の圧政、そして悪質な詐欺グループがもう好き放題にしてたりして、神は…神はもう何してられるのかと、悪をそのままにしておかれるのかと、悔しい思いをしている方もいらっしゃるでしょう。
でも、神は必ず立ち上がられ、敵を散らされます。その時は必ず来ます。それは恐るべき時です。悪しき者が滅ぼされる、そして、私たちの罪深い内面もまた、すべて暴かれる恐るべき審判の時です。しかし、神に依り頼む者には、ついに、神の全能の力が明らかにされる希望の時です。その時は必ず来ます。だから共に祈りましょう。立ち上がってください。神よ、立ち上がってくださって、この不条理な世界で悩み苦しむすべての者をお救いください。