いかがお過ごしでいらっしゃいますか。今週一週間番組を担当いたします、東京都中野区にあります江古田教会の浅野正紀です。一週間、どうぞ宜しくお願いいたします。今週も、聖書の言葉に耳を傾けましょう。
旧約聖書に、「ノア」という人物がいます。ノアの時代、人々の罪が広がり、神は、人に裁きを下すことを決意されました。ただし、神に従う人であるノアとその家族は、救うことにしました。神は、ノアに箱舟を作るように命じ、ノアとその家族、動物を避難させました。
やがて、雨が40日間降り注ぎ、地上では洪水が引き起こされ、罪を犯した人々が、水によって滅ぼされました。ノアとその家族は、箱舟に入って、雨が止むのを待っていました。そして、雨が止んだ後も、地上の水が引くのを待っていました。そして、ノアは、地上に水が引いた場所があるかを確かめるために、箱舟から鳩を放ちました。最初、鳩は、地上に留まる場所がないため、すぐに戻ってきてしまいました。ノアは、再び鳩を放ちました。
この結果について、創世記8章11節はこう記しています。「鳩は夕方になってノアのもとに帰って来た。見よ、鳩はくちばしにオリーブの葉をくわえていた。ノアは水が地上からひいたことを知った」。鳩がくわえて持ってきたオリーブの葉を通して、ノアとその家族が、洪水から救い出されたことが確かめられました。オリーブの葉を通して、罪の世から必ず救い出されるという希望が示されました。