おはようございます。横浜中央教会の牧師、大宮季三です。
先日、私の誕生日が近づいてきた時に、行ったこともないお店から無料クーポン券が届きました。それは、メンズエステ、髭脱毛のクーポン券でした。おもしろそうなので行ってみようかと思いましたが、肌が弱い人はとても痛いそうなのでやめておきました。近年は、メンズエステと呼ばれるものが増えているそうです。「若く見られたい!」「綺麗でありたい!」と考えることは、男女問わず、多くの人間が持っている願望のようです。
ところで聖書には、「しみやしわやそのたぐいの…ない」(エフェソ5:27)という言葉が出てきます。これは、エステの話ではなく、教会の話をしている箇所です。教会をしみやしわやそのたぐいのものが何一つない、栄光に輝く教会にするために、キリストは教会を愛された、と記されています。
キリストは、鞭打たれ、手と足に釘を打たれ、荊の冠を被せられ、十字架の上で死なれました。教会のシンボルである十字架は、キリストのこの愛を示しています。教会は人間の集まりですので、時にはトラブルも起こります。しかし、キリストによって、世界を造られた神様の前に、教会は「しみもしわもない」ようにされる、と聖書は語っています。
私たち人間は、しみやしわが年齢と共に増えていきます。ですから、エステに行って「しみやしわもない」と人から見られるのであれば、それはとても嬉しいことです。しかし、世界を治めておられる真の神様から、「しみやしわもない!」と見られることは、それ以上にすばらしいことです。
キリストの十字架による神のエステ。これに与るのが教会です。どうかお近くのキリスト教会に行って、ご一緒に、この神のエステに与りましょう。