おはようございます。横浜中央教会の牧師、大宮季三です。
私は、昨年の8月に横浜市に引っ越してきたのですが、最初に戸惑ったことは、ゴミの分別でした。前に住んでいたところでは、ゴミの分別がほとんど不要でしたので、なかなか戸惑いました。プラスチックのゴミは全部「プラごみ」かというと、そうではありません。ハンガーを捨てようとしたのですが、ハンガーは燃えるゴミで捨てないといけない、さらに歯ブラシも燃えるゴミだと言われ、さじを投げそうになりました。ゴミを分けることが、最初はなかなか億劫でした。
さて、キリスト教においてよく使われる漢字で、「聖」という漢字があります。「聖書」の「聖」ですね。そして、聖書が示す真の神様を、「聖なる神」と呼ぶことがあります。この「聖」という言葉は、もともと、「分ける」「区別する」という意味の言葉に由来しています。つまり、聖書とは、「他の書物とは分けられる書物」「区別された書物」だということができます。
世界には、たくさんの書物があります。日本だけでも、毎年7万冊以上の新しい本が出版されるそうです。それらの本とは「分けられ、区別されるべき本」が、聖書です。それは、聖書が、真の神様の言葉を記している書物だからです。他とは区別された、世界を造られた、唯一、真の神様の言葉が、聖書です。
世界を造られ、あなたに命を与えられた神様は、今も聖書を通して、あなたのためにしてくださった、他の愛とは一線を画す、大きな愛をあなたに語りかけられています。