いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書のヨハネの手紙一 第2章1節と2節に、こう記されています。 「わたしの子たちよ、これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。この方こそ、わたしたちの罪、いや、わたしたちの罪ばかりでなく、全世界の罪を償ういけにえです。」
ヨハネは、イエス・キリストの血による罪の赦しを記した後で、「これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです」と記します。ヨハネは、「イエス・キリストの血によって罪が赦されているのだから、安心して罪を犯しなさい」とは記しません。ヨハネは、「イエス・キリストの血によって罪が赦されていることを知る人は、罪を犯さないようになる」と言うのです。
私たちの罪が赦されるために、神の御子であるイエス・キリストが、十字架の上で血を流してくださいました。このことを本当に知るとき、私たちは、罪を憎み、罪を犯さないようにしようと決心するのです。しかし、それでも私たちは罪を犯してしまいます。そのような私たちに、ヨハネは、「御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます」と記すのです。
十字架の死から復活されたイエス・キリストは、今、父なる神の御許で、私たちを弁護してくださっています。ですから、私たちは何度でも、罪を告白し、罪の赦しをいただくことができるのです。