おはようございます。筑波みことば教会の朴徹です。
新約聖書の舞台である、今からおよそ2千年前の当時のイスラエルの社会で、議員という立場にあった「ニコデモ」という人がいました。イエスは、「ニコデモ」という人とのやりとりの中で、このように言われました。「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」(ヨハネ3:3)
親から生まれ出た私たちですが、イエス様は、もう一度生まれることを求めておられます。もう生まれているのに、もう一度生まれるなど、そんなことができるのでしょうか。そこでニコデモは、「もう一度母親の胎内に入って生まれることができるでしょうか。」(ヨハネ3:4)と答え、そんなことはあり得ないと反論します。
私たちの人生は、やり直しが効きません。セカンドチャンスはありません。昨日をもう一度生きることはできませんし、一度過ぎてしまった時間は、二度と戻って来ません。しかし、イエス様は、「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」、つまり、「人は、新たに生まれることができる」というのです。それは、イエス様の教える私たちの人生では、やり直しが効くのだ、ということです。
やり直しが効く人生。しかも、そうすることによって神の国を見る、神の国に入ることができる。そんな驚くべき、素晴らしい話を、イエス様はなさいました。
「新たに生まれる」それは難しいことでも、あり得ないことでもありません。救い主イエス・キリストを信じる、ただそれだけのことです。この方を人生の主人として迎え入れ、神と信じて歩むことによって、人は、誰でも新たに生まれ、神の国を見ることができるようになるのです。