おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。筑波みことば教会の朴徹です。
新約聖書マタイによる福音書の第4章には、イエス様が弟子たちを呼び集めるエピソードが描かれています。
弟子たちは、ガリラヤ湖で漁によって生計を立てていた漁師でした。しかし、「わたしについて来なさい。」(マタイ4:19)と言われるイエス様の呼びかけに対して、彼らは、「すぐに網を捨てて従った。」(マタイ4:20)とあります。また、ある弟子たちは、「舟と父親とを残してイエスに従った。」(マタイ4:22)ともあります。彼らはおそらく、いろいろと計算したりしないで従ったのだろうと思います。
「イエス様に従う」「クリスチャンになる」となると、これからの生活はどうなるのか、家族や友人はどんな反応をするのだろうか。人間的な思いをめぐらせたり、損得勘定を働かせたりする。そうしているうちに、やはり無理だ、と諦めてしまうこともあります。
しかし、弟子たちはすぐに従いました。網を捨てて従った。舟と父親を残して従った。漁師だった彼らにとって、かけがえのない、大事な仕事道具であった網や舟を捨て、また家族である父親を残して従いました。彼らは、自分の考えや思いであれこれと考えるのではなく、すべてをイエス様にお任せしていく、委ねて従っていく、と決断したのです。
イエス様の招き、イエス様のお言葉には、自分の最も大事にしているもの、それ以上のものがあります。人生における本当の喜びと幸せ。クリスチャンは、自分の人生をイエス様に委ねることによって、その素晴らしいものに触れ、日々味わいながら歩んでいるのです。