ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
私は子どものころ、自分の親から、「根気がない」とか「三日坊主」、などとよく言われていました。そんな私が教会に通い出して、やがて洗礼を受けて、クリスチャンになろうと決心することになりました。
しかしそれは、簡単なことではありません。「自分は一生、信仰を持ち続けて生きることができるのか…」。私には、まったく自信がなかったのです。もしかしたら今、この番組を聞いている方の中にも、同じ悩みを持つ方がおられるかも知れません。
私たちは、自分に自信があったから、教会で洗礼を受けるのではありません。そのとき私は、神様の助けがなければ、自分はこれからの人生を生きることができないということがわかりました。そして、明日の自分のことさえ分からない私の人生を、すべて神様にお任せしようと考えて、洗礼を受ける決心をしたのです。
その後私は、教会で洗礼を受けました。ところが、洗礼を受けたことで、何か自分の人生に、驚くべき奇跡が起こるということはありませんでした。しかし、今考えて見ると、確かに奇跡はあの時から起こっていたのです。なぜなら、この私が今でも、信仰生活を送ることができているからです。神様は、洗礼を受けた私を、今までずっと守り続けてくださっていたのです。
聖書の言葉「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」マタイによる福音書11章28節です。