おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
子どもの頃、ゴルフが好きだった父親の影響で、プロゴルファーになりたいと思っていました。残念ながらその夢はかなわず、もちろん、今から実現することもないわけですが、数年前に、地元の知り合いの娘さんがプロゴルファーになり、瞬く間に世界で活躍するようになりました。私の夢を、彼女が受け継いでくれたと思うことにして、応援しています。
次の世代に受け継がれていくものがあります。聖書は、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。」(1コリント13:13)と教えています。時代が変わっても、信仰と希望と愛は、なくなることがありません。実際、旧約聖書のイスラエルの時代から、天地を造られた神への信仰、救いを待ち望む希望、神と隣人への愛は、今日まで受け継がれてきました。
そして、特に愛は、「その中で最も大いなるもの」(1コリント13:13)であり、キリストも弟子たちに、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)と言われました。キリストから弟子たちへと受け継がれた愛が、私たちのところまで届けられているのです。
スポーツもそうですが、何かを好きという思いは、いつまでも受け継がれていくものです。キリスト教も、その中心にあるのは、愛するという素朴な思いです。この愛を、まず自分自身が受け継ぎ、そして、また次の世代へと届けていきましょう。