石原知弘（東京恩寵教会牧師）

メッセージ： 聖霊に導かれる〜手元に聖書を置いて

　おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
　これまで、何度も引っ越しをしてきました。片付けや荷造りはいつも大変ですが、特に、たくさんある本に苦労してきました。持って行く本、古本屋に売る本、人にあげる本と整理していきます。しかし、そのようにして、あらためて本を手にしていると、その本を通して教えられたことや、励まされたことを思い出し、新しい歩みに向かう力がわいてきます。

　引っ越しにかぎらず、人生には、さまざまな転機があります。そのとき、聖書の言葉に導かれるということが大切です。私たちの人生で、最大の転機となるべきことは、キリストと出会い、信仰を持って歩み始めるということです。その歩みは、「聖霊による喜びをもって御言葉を受け入れ」（1テサロニケ1:6）るところから始まります。

　聖霊が、聖書の言葉とともに働き、私たちを教え、励ましてくれて、私たちは、神の祝福の世界へと引っ越すことができます。そして、信仰生活を始めた後もいろいろな転機が訪れますが、そのときにも、聖書を読むことで、進むべき道を示されたり、希望が与えられたりするのです。

　これまで、引っ越し先に、聖書だけは、古いものでもできるだけ持って行くようにしてきました。もちろん、新しい聖書に買い替えるのもいいでしょう。大事なのは、いつも手元に聖書を置いておくことです。毎日聖書を開き、聖霊の導きを祈り求めながら、歩んでいきましょう。