おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
この世の教訓には、「王道を行く」とか、「長いものには巻かれろ」と言った処世訓があります。その方が面倒な対立を避けて、物事がスムーズに進みやすいからです。なるほど、この世のことだけを考えれば、その方が良いようにも思われます。
しかし、逆に、敢えて王道を行かないことで、新しい可能性が生まれたり、長いものに巻かれない生き方が、後世の人々から賞賛を浴びることもあります。この地上でさえそうなのですから、天上の世界では、もっと厳しい逆転が起こります。
イエス・キリストはおっしゃいました。「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。」まことの神を信じ、イエス・キリストに従って生きる道は、決して平たんではありません。価値観の違いから、様々な軋轢が生まれます。場合によっては、命の危険に晒されるほどの迫害に遭うこともあります。
けれども、イエス・キリストは、「滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。」と警告しておられます。「狭い門から入りなさい」…この言葉は、従おうと思う者に対する、キリストからのチャレンジです。
きょうのみ言葉「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。」マタイによる福音書7章13節