おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
今日も、聖書の言葉に聞きたいと思います。
ある時、イエス様は、弟子たちに、神様とはどのような御方かを説明するために、羊飼いのたとえを用いて、次のようにおっしゃいました。「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を100匹持っていて、その1匹が迷い出たとすれば、99匹を山に残しておいて、迷い出た1匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた99匹より、その1匹のことを喜ぶだろう。そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。」(マタイ18:12-14)
当時の羊飼いは、羊一匹一匹に名前を付けるほど、羊を大切に飼っていたそうで、100匹の羊のうち1匹でも群れから迷い出たら、その1匹を見つけるまで探しに出かけたようです。羊飼いにとって、100匹の中の1匹の羊の価値は、決して100分の1ではなくて、大切な「1」という価値であった。見失ったのがどんなに小さな羊であったとしても、1匹の尊い大切な存在だったのです。
その羊飼いのように、天の父なる神様は、私たちのことを大切に思っておられるお方です。私たちを造り、愛しておられる神様は、小さな私たちが、人生の道に迷い、生きる力を失いそうなときに、「まぁいいか」と諦めるのではなく、見つかるまで探してくださるお方です。その神様が、今日もあなたのことを大切に思い、探しておられるのです。