おはようございます。仙台カナン教会の今井献です。
今月は、ルカ福音書が教えるイエス・キリストの誕生を見てきました。
老若男女、老いも若きも、といういい方がありますが、これは、ルカ福音書のクリスマス物語にピタリと当てはまります。子供のいない老夫婦、ザカリアとエリサベツに救いが予告されて、クリスマス物語が始まります。
天使ガブリエルがおとめマリアに現れて、み子の受胎を告げると、マリアは驚きながらも、「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」(ルカ1:38)と語って受け入れました。夫ヨセフはこれをどう受け止めるのだろうかと心配になりますが、ヨセフは、「身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録する」(ルカ2:5)ために、ベツレヘムへ上って行ったとあります。事情を理解して、マリアとお腹の子を守る若いヨセフの姿を想像することができます。
両親が生まれたイエスを献げるために神殿に行くと、そこに老人シメオンが現れ、イエスを抱き、神の救いを讃えます。また、神殿には年老いたやもめアンナもいて、神の救いを賛美し、人々に幼子の誕生を知らせたとあります。
老若男女、老いも若きも、カップルもシングルも、皆が救い主イエスの誕生を支えています。誰にも持ち場があり、神によって用いられることが、イエスの誕生をとおして知ることができます。