今井献（仙台カナン教会牧師）

メッセージ： 飼い葉桶

　おはようございます。仙台カナン教会の今井献です。

　新約聖書のルカ福音書が教えるとおり、生まれた赤子イエスが飼い葉桶に寝かされた、ということはよく知られています。この救い主の誕生は、野宿しながら、夜通し羊の番をしていた羊飼たちに、まっさきに伝えられました。しかも天使によって、「あなたがたのために救い主がお生まれになった」（ルカ2:11）と直接伝えられました。

　当時、羊飼いは、人々から卑しめられ、神の救いは羊飼には届かない、と思われていました。いわば、見捨てられた人たちでした。この羊飼に、「あなたがたのために」と特別に名指しされて、救い主がお生まれになった、と告げられたのですから、本当に大きな喜びであったことでしょう。

　しかも、「飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」（ルカ2:12）というのです。「飼い葉おけ」は、羊飼いにとっての生活と厳しい境遇を示すものです。その飼い葉桶に寝ているというのですから、自分たちのための救い主であることを、受け入れることができたに違いありません。羊飼たちは、急いで探しに行き、「飼葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。」（ルカ2:16）と記されています。

　イエス・キリストは、見失われた者たちの救い主です。皆様もイエス・キリストを探し出し、神の救いを見出してください。