おはようございます。今月この番組を担当しました、仙台教会の風間義信です。
早いもので、今年も残すところ一か月余りとなりました。そして来月には、クリスマスを迎えようとしています。それと共に、これからますます日中の時間が短くなりますから、クリスマスイルミネーションの鮮やかさも格別です。
このように、クリスマスには光が欠かせません。なぜなら、そもそもクリスマスは、まことの光の訪れだからです。新約聖書のヨハネによる福音書1章に、「その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。」(ヨハネ1:9)とあります。でも、どうでしょうか。この光が来たといわれるクリスマスを、人々は、イエス・キリストの誕生として喜びませんでした。
さらに聖書は、「光は暗闇の中で輝いている。」(ヨハネ1:5)と言いつつも、「暗闇は光を理解しなかった。」(ヨハネ1:5)となっています。なぜなら、この光が私たちを照らす時、私たちの闇である罪が示され、見たくないものまで照らされてしまうからです。だから歓迎したくありません。
しかし、光こそが闇を照らすように、まことの光である方だけが、人に歩むべき道を照らし出してくださいます。この闇を光が照らしだすクリスマスの時期に、私たちも、このイエス・キリストの光をいただいて、素晴らしいクリスマスとなりますことを願っています。
「言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。」ヨハネによる福音書1章4節、5節