去年させて頂きましたメッセージでは、聖書は、人間の筆によって書き記された文章であるが、全てが天地創造された神様のみ言葉であることを説明しました。今月のメッセージでは、「宇宙」、「人類」、「結婚」と「悪」と「希望」の起源について、聖書は何を教えているかを考えたいと思います。
これらの起源ですが、昔の人間は神話を用いて起源を説明しましたが、多くの現代人は、進化論を用いて起源を推測しています。しかし、起源に対して唯一の目撃者、すなわち創造主は、これらの起源について、聖書の冒頭に証言を備えて下さいました。その文章は、「はじめに神が天と地を創造された」(創世記1:1・新改訳2017)であります。
神様ご自身は、その創造の御業を次のように要約なさいました。主は「6日間で、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造り、7日目に休んだからである。」(出エジプト20:11・新改訳2017)唯一の目撃者の証によると、万物の起源は、主なる神の御業です。また、その御業を終えて、神様は、次のように宇宙と地球を評価なさいました。「神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった。」(創世記1:31・新改訳2017)と。
つまり、私たちの住むこの地球と宇宙は、神様が問題のないものとして作られました。その後現れた悪や死、病気や劣化などは、創造主の責任ではありませんでした。その責任が誰にあるかの説明は、後のメッセージでは取り上げます。