おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
「子供らしさの特徴」といったら、どんなことを挙げるでしょうか。「純粋である」「無垢である」「何にでも興味と関心をもって質問してくる」「お父さんやお母さんは自分の味方だと信頼しきっている」などなど、いろいろな特徴があります。もちろん、今挙げた特徴は、その子が育った環境やもって生まれた性格によっても違うかもしれません。
イエス・キリストは、「子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」とおっしゃっています。では、その場合の「子供のように」とは、何を指しているのでしょう。わたしは、「好奇心と信頼」だと思っています。人生についての好奇心が無ければ、新しい気づきも生まれてきません。少なくとも、この番組をここまで聞いてくださっている方は、人生に対する好奇心をもっていらっしゃるのだと思います。
もう一つの要素、「信頼」についていえば、イエス・キリストは弟子たちに、神を「アッバ」(お父さん)と呼ぶように勧めています。この「アッバ」という呼びかけは、まさに、子どもが父親を信頼して呼びかける言葉だと言われています。この説明を必要としない全面的な信頼こそが、救いへの道をもたらすのです。
きょうの聖書の言葉「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」マルコによる福音書10章15節