東北あさのことば 2023年4月15日(土)放送  東北あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

風間義信(仙台教会牧師)

風間義信(仙台教会牧師)

メッセージ: 復活であり命であるキリスト



 おはようございます。仙台教会の風間義信です。
 この前の日曜日は、イエス・キリストの復活を記念するイースターでした。そのイースターをお祝いするカードや葉書などには、よく、イエス・キリストの言葉として、「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」と書かれています。これは、新約聖書のヨハネによる福音書11章25節の言葉です。

 ただ、この言葉は、実際にキリストが復活されたのちに語られたものではありません。それよりもしばらく前に、以前から親しくされていた、ラザロという男の人が亡くなってしまいました。その時に、悲しみと絶望の只中にあった女きょうだいたちに語られたのが、この言葉です。そして、その「死んでも生きる」との約束を、やがてご自分の体によって見せてくださいました。

 そのキリストは、さらに、「生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。」(ヨハネ11:26)と続けられました。生きている今、「わたし」であるキリストが、あなたに先立って死に勝利され、今も生きて、あなたと共におられます。

 私たちは、やがていつか、その死を迎える者です。ですから、「死んでも」と言われている通りですが、その私たちをまさに死んでも生かすために、キリストは復活され、その復活の命を私たちに約束して下さっています。その約束が、あなたにも向けられていることを受け止め、キリストの期待に応えて、生きていてキリストを信じる者となりましょう。

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