いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書のマルコによる福音書は、神様から聖霊を注がれて、メシア、王とされたイエス様が、神の福音を宣べ伝えたことを記しています。
イエス様は、ガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1:15)と言われました。旧約聖書は、神様が御自分の民イスラエルに、メシア、王を立ててくださると約束していました。その約束の実現として、神様は、イエス様に聖霊を注いで、イスラエルの王とされたのです。
イエス様は、イスラエルの王として、御自分において、神の国が到来したことを宣言されたのです。そして、イエス様は、「悔い改めて福音を信じなさい」とお命じになるのです。悔い改めるとは、「神様のもとに立ち帰る」ことです。また、福音とは、「良き知らせ」のことです。神様のもとに立ち帰って、神様の良き知らせを信じることが、すべての人に求められています。
「神様からの良き知らせ」とは、どのような知らせでしょうか。それは、イエス様を神の御子、罪人の救い主と信じることによって、誰でも神の国の祝福にあずかることができるという知らせです。神の国とは、神の王国であり、神様の王的な御支配のことです。イエス・キリストを信じる人は誰でも、王である神様の命と恵みの御支配にあずかることができるのです。