あさのことば 2022年11月10日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小峯明(船橋高根教会牧師)

小峯明(船橋高根教会牧師)

メッセージ: 安息日の祝福



 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
 神様は、6日間で世界を造られました。天地万物は、完成されました。その翌日の7日目に、神様は、ご自分の仕事を離れ、安息なさいました。安息も含めて、創造は完成したわけです。ですから、神様は、日曜日に創造を始められ、7日目の土曜日に安息日されたわけです。(創世記2:1-3参照)

 こうして旧約聖書の時代には、7日目の土曜日が安息日になりました。後に、この安息日を覚えて聖別しなさい、との戒めが与えられます。「聖別する」という言葉は、取り分けるということです。その日は、特別な日として取り分けられて、神様を礼拝する日になりました。こうして人々は、1週間のサイクルで時を重ねて生活しました。

 しかし、今、キリスト教会は、日曜日を安息日として礼拝の日にしています。それは、イエス様が日曜日に復活されたからです。イエス様が十字架刑で亡くなられたのは、金曜日の午後でした。翌日は、土曜日の安息日なので、ユダヤの人々は働くことができません。ですから、金曜日の日没前に、イエス様は、墓に埋葬されました。安息日が明けた日曜日の朝、イエス様の遺体に、再度丁寧な処置をしに墓に行った女の弟子たちは、イエス様の復活を知らされます。そして、復活されたイエス様に出会いました。

 神様は、イエス様を日曜日に復活させました。死の世界から栄光の命へと、神様は、力を発揮されました。それは、最初の創造に匹敵する神の働きです。「光あれ」と言われた神様は、再び、日曜日にイエス様を光の中に呼び戻し、栄光の復活へと導かれました。弟子たちは、復活されたイエス様にひれ伏し、礼拝しました。

 以来、キリスト教会は、日曜日に、神様の創造と復活を覚えて礼拝しています。神様は、今も皆さんを礼拝に招いておられます。

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