おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
私たちが住むこの世界には、きれいな山や海、川や湖などがあります。しかし、きれいな自然も、時には危険や激しさが伴います。台風があり、大波があり、地震がある。それから今は、疫病があり、戦争もあります。
私は、これらの自然現象が、人の心と似ていると思う時があります。穏やかな時は良いのですが、ある時は、台風の様に怒りで吹き荒れる。大水が押し寄せてくる様に、次々に悩み事に遭う。そういった不測の事態で、心がポッキリと折れてしまうことさえ、あるかもしれません。
聖書には、イエス様の弟子たちに、そんな出来事が起こった箇所があります。湖を舟で渡ろうとしていた時に、突風が吹き荒れ、前にも後ろにも進むことが出来ない。とうとう夜にもなる。湖上で、暗く寂しく、心細い時間を過ごしている時に、イエス様が助けに来てくださった。弟子たちは改めて、イエス様は、どんなに離れていても、私たちを見ておられる。助けて下さる。この方について行こうと思い直した。こんなお話です。(ヨハネ6:16-21参照)
教会は、そんなイエス様と一緒に歩むと決めた人たちの集まりです。決断した後でも、迷う事はありますし、試練にも遭います。しかし、決断後の歩みは一人ではない。イエス様が共なる歩みへと変わるのです。