木村恭子（川越教会牧師）

メッセージ： 父と子の関係と同じ

　ご機嫌いかがですか？川越教会牧師、木村恭子です。
　「わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。」ヨハネ10章14、15節。イエスは、イエスと私たちとの関係が、ご自身と父なる神との関係と同じだ、と言います。

　聖書の別の箇所で、父なる神は、イエスを「あなたはわたしの愛する子」（マルコ1:11）と言い、またイエスは、「わたしと父とは一つである」（ヨハネ10:30）と言います。

　このように、父なる神とイエスは、切っても切れない関係、三位一体と表現されるほど、深く強い関係で結ばれているのです。それと同じように、イエスは私たち一人一人と、深い関係を築いてくださいます。

　ここで使われている「知る」というギリシャ語は、知識として知っている、という以上に、「人格的かつ肉体的に愛の交わりがある」ということまでを意味する言葉です。つまり、イエスは、ただ私のことをご存知だ、知っていてくださる、と言うだけでなく、私という人間を深く愛してくださる方、共にいてくださる方だ、という意味で、「良い羊飼い」なのです。

　私たちが辛い時、苦しい時、悲しい時、孤独な時。さらには、私が地上生涯を閉じる死の瞬間にさえ、共にいてくださる方。それが、良い羊飼いであるイエスです。